KATE 関東甲信越英語教育学会
Kantokoshinetsu Association of Teachers of English

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関東甲信越英語教育学会(KATE)12月月例研究会(対面開催)

日時:令和6年 12月21日(土)16:00~18:00
■会場:筑波大学附属高等学校(東京都文京区大塚1丁目9−1)3F会議室(定員あり)
事前に入校手続きが必要です。申し込みをされた方には、締め切り後にご案内いたします。
■参加費:無料(会員、非会員共に)
■講師:彦田 泰輔 先生(尾張旭市立西中学校)
■テーマ:「公立中学校における生成AIを活用した英語意見文指導の充実
■要旨: 本発表は、生成AI(ChatGPT)を活用した中学校英作文授業の実践報告である。この実践では「戦争と平和」をテーマに、自作のGPTs(アプリ)を使い、ライティング力の向上とAIリテラシー教育の導入を目指した。
1. 授業の構成
生徒はまずテーマに基づいた意見文を自力で作成し、その後AIからフィードバックを受けながら段階的に推敲・修正を行った。フィードバックは文法、構成、説得力の順に進め、最終的に自力で意見文を書くテストでライティング力を評価した。
2. 自己成長の意識化と倫理観の強化
フィードバックを受ける過程で、生徒が自己判断で内容を改善できるよう、自己成長を促す質問や振り返りを設けた。また、AIの利用範囲と剽窃防止についても指導し、AIの助けを受けながらも自分の力で意見文を完成させることを重視した。
この実践は、生成AIを適切に活用し、ライティング力と倫理観の双方を育む新しい教育の一例である。

 ■講師紹介: 彦田 泰輔 先生(愛知県尾張旭市立西中学校英語科教諭 )

早稲田大学大学院で田中博之教授に師事。子ども中心の新しい教育の創造を志向。
最近では、生成AIの教育活用を通じて、生徒の創造力や思考力、問題解決力の育成を目指す研究に取り組んでいる。
その他の研究領域としては、自己成長学習や道徳ワークショップ、感染症予防教育、自己マネジメント学習、部活力向上プロジェクト、家庭学習ノート、がん教育、健康推進教育、新聞教育、なりきりジェスチャー劇、若手教員支援などがあり、全ての活動の基盤には「人間関係づくり」がある。

・彦田先生の最近の取り組みについて
AI教育研究所(早稲田大学田中博之研究室)-GPTs作成体験 (ai-education.jp)
■参加申し込みフォーム:https://forms.gle/iBJ7Fp8Mivn1Di326
■問い合わせ先:研修企画委員 kate.kenshukikaku@gmail.com
■締め切り:令和6 1217日(火)17時