KATE 関東甲信越英語教育学会
Kantokoshinetsu Association of Teachers of English

Menu

月例会開催記録

7月月例研究会について(令和5年度)2023年10月5日

講師:長濱 澄 先生(東北大学大学院情報科学研究科)

参加費:無料(会員、非会員問わず)

テーマ: ラーニングアナリティクスとオンラインコンテンツデザインに関する研究事例

内容:大規模公開オンライン講座(MOOC、ムーク)の普及などにより、近年、誰もが世界最高レベルの授業をインターネット上で受講することが可能になっている。MOOC上では、クリックデータを介して受講者の学習行動を記録しており、大規模な学習データが蓄積されている。それら学習データを対象に、受講率の高い教材のデザイン、ドロップアウトの要因、修了者の特性等を明らかにするラーニングアナリティクスが展開されている。本講演では、ラーニングアナリティクスにおける先行知見を基にしたコース改修とアウトカムの事例や関連する研究を紹介する。

5月月例研究会について(令和5年度)2023年6月7日

日時: 令和5年 5月13日(土)16:00~18:00
オンライン実施
講師:尼寺圭悟 先生(千葉市立おゆみ野南中学校)
参加費:無料(会員、非会員問わず)
テーマ: 学級経営の中核をなす英語の授業〜生きた言葉でコミュニケーションできる生徒の育成を目指して〜

11月月例研究会(令和4年度)2023年2月15日

■日時: 令和4年11月26日(土)16:00~18:00 オンライン実施
■講師:細谷 開世 先生(学習院初等科非常勤講師、千葉大学大学院)
■テーマ: リーディング能力向上を目指すナーサリー・ライムの活用(小学校での実践から)

■今回の月例会では、小学校でのナーサリー・ライム活動について、ご発表いただきました。具体的な活動の様子や評価など、非常に詳細に説明してくださいました。また、活動による変化や生徒さんの感想を知ることもでき、大変有意義でした。

令和4年度 言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会共催2022年10月19日

下記イベントは約130 名にご参加いただき盛会となりました。

日時: 令和4年10月15日(土)16時~18時 オンライン開催
演題: 英語教育の“グッド・アンセスター”であるために
講師: 中島平三 先生(東京都立大学名誉教授、日本英語学会元会長)

今年度の言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会共催で、中島平三先生にご講演頂きました。まず英語教育に関し、過去の英語教育論争を踏まえた上で、真の教育的目的は深い思考力といった社会における新たな問題解決に役立つ内在的知識を育み、人間の本性を陶冶することであるというお話がありました。そして文法の負のイメージを払拭する、内在的知識の醸成を目指すための探求型英語教育の具体例を示して頂きました。今回のご講演はますます実用主義に邁進する現在の英語教育に警鐘を鳴らすもので、教育の弱体化により負の遺産を残さないために、教育の究極的目標や将来に継承すべき教育遺産について改めて考え、新たな理念・目標を設定する必要性に気づくことができました。

言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会 共催

日時: 2021年10月2日(土)16時~18時 オンライン開催
演題: 英語教師が知っておきたい、言語学と認知科学
講師: 大津由紀雄先生(関西大学客員教授・慶應義塾大学名誉教授・日本英語学会顧問)

11月月例研究会2019年11月30日

日時: 2019年11月30日(土)  16:00~18:00  
場所: 文教大学付属中学校・高等学校
発表者:大友 美奈 先生(玉川大学チューター・品川区JTE)

内容: 「必修化を前にした小学校英語の現状」

今回の月例会は、大友先生より小学校英語教育の現状についてご発表いただきました。
授業時数やカリキュラム、文科省の新教材の活用、ジョイントストーリーテリングやティームティーチングなどに関し,実際の現場でのご経験を交えながら具体的にお話いただきました。
また、参加者全体でジョイントストーリーテリングを体験したり、ウェブフォームで参加者からの質問にお答えいただいたりとアクティブで対話的な研究会となり、小学校英語に関する理解をより深めることができました。

1月月例研究会2020年1月31日

日時: 2020年1月18日(土)  16:35~18:00  
場所: 文教大学付属中学校・高等学校
講師1:内藤素子先生 (神奈川県藤嶺藤沢高校)
講師2:降旗康善先生、吉田友樹先生 (埼玉県立伊奈学園総合高校)

内容: 「高校における英語教授法」

高校における英語教授法をテーマに、3名の先生方に実践発表をしていただきました。
内藤先生は、様々な高校で教えられた経験を共有して下さり、なぜ英語が苦手になってしまうのか、レベルを考慮した上で、どのように指導するのが良いのか説明して下さいました。
降旗先生、吉田先生は、高校3年生対象に実施された主体的、対話的な授業を紹介してくださいました。
授業案を考える上で考慮したことや全体の授業の流れを説明して下さり、実際の授業映像を見ることもできました。発表の後、グループで話し合いを行い、理解を深めると共に、情報交換をすることができました。

10月月例研究会2020年10月31日

日時: 2020年10月24日(土) 16:00~18:00
場所: オンライン実施(Zoomを使用)
講師: 飯塚直輝 先生(鎌倉学園中学校・高等学校)

タイトル: 「生徒の “~したい” を生み出す授業のデザインと実践 」

今回は、飯塚直輝先生に、中学校、高等学校での実践を中心にお話していただきました。
オンラインでの月例会でしたが、ブレイクアウトルームやチャットを活用することで、活発に交流できる機会を取り入れてくださいました。
授業の実践例としては、中学校、高等学校両者の例を示してくださり、レベルによって、どのような違いがあるかなど、学ぶことができました。

 

2月月例研究会2021年2月28日

日時: 2021年2月6日(土)
場所: オンライン実施(Zoomを使用)
講演者: 野村忠央先生(文教大学)

タイトル: 「英語教師が知っておくべき英語学、英文法の専門用語」

言語系学会連合・全国英語教育学会との共催の月例会として、不定という用語、目的語・補語、冠詞類・決定詞など英語を教授する際に知っておくべき英語学、英文法の専門用語を丁寧に解説して頂きました。
学校文法で言われてきたことと言語学の成果は一致するのが望ましい一方で、学校現場では生徒が分かりやすいように方便の教授法も否定されるべきではないという立場に基づくお話がありました。
近年、大学で教員免許を取得するにあたり英語学や音声学などの教科専門科目の必要単位数が以前と比べると少なくなっている現状もあり、改めてそれらを学ぶことは英語教師にとって大変重要であると再認識することができた有意義な時間でした。