KATE 関東甲信越英語教育学会
Kantokoshinetsu Association of Teachers of English

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月例会開催記録

令和6年度12月 特別講演会(言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会共催)(開催報告)2025年11月3日

■日時: 2024年12月14日(土)16:00~18:00
■講師:町田 章 先生(日本大学 准教授)
■オンライン開催
■参加費:無料(会員,非会員共に)
■テーマ:AI時代に英語教師の存在意義はあるのか?- 認知言語学の視点から –
■内容: AI研究の革新的な発展によって英語教育・学習を取り巻く環境が劇的に変わった。英語教授や評価に便利な道具が次々に開発されているだけでなく,効果的な自律学習を助ける手段も豊富に用意されるようになったのである。しかしながら,その一方で,AI翻訳を使えば,英語学習そのものが不要になるのではないかという議論も巻き起こっている。本発表では,それでもなお,公的な英語教育(外国語教育)は重要であることを認知言語学の立場から考察する。
講演会のチラシ(PDF):2024年度言語系学会連合 特別講演会

関東甲信越英語教育学会(KATE)12月月例研究会(対面開催)(開催報告)

■日時:令和6年 12月21日(土)16:00~18:00
■講師:彦田 泰輔 先生(尾張旭市立西中学校)
■会場:筑波大学附属高等学校(東京都文京区大塚1丁目9−1)3F会議室(定員あり)
※事前に入校手続きが必要です。申し込みをされた方には、締め切り後にご案内いたします。
■参加費:無料(会員、非会員共に)
■テーマ:「公立中学校における生成AIを活用した英語意見文指導の充実
■要旨: 本発表は、生成AI(ChatGPT)を活用した中学校英作文授業の実践報告である。この実践では「戦争と平和」をテーマに、自作のGPTs(アプリ)を使い、ライティング力の向上とAIリテラシー教育の導入を目指した。

 ■講師紹介: 彦田 泰輔 先生(愛知県尾張旭市立西中学校英語科教諭 )

早稲田大学大学院で田中博之教授に師事。子ども中心の新しい教育の創造を志向。
最近では、生成AIの教育活用を通じて、生徒の創造力や思考力、問題解決力の育成を目指す研究に取り組んでいる。
その他の研究領域としては、自己成長学習や道徳ワークショップ、感染症予防教育、自己マネジメント学習、部活力向上プロジェクト、家庭学習ノート、がん教育、健康推進教育、新聞教育、なりきりジェスチャー劇、若手教員支援などがあり、全ての活動の基盤には「人間関係づくり」がある。

・彦田先生の最近の取り組みについて:AI 教育研究所(早稲田大学田中博之研究室)

10月特別講演会(12月)について(開催報告)2024年6月27日

言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会 共催 

■日時: 2023年12月9日(土)16:00~18:00オンライン開催
■講師:内田 諭 先生(九州大学 言語文化研究院 言語環境学部門 言語情報学講座 准教授)
■オンライン開催
■参加費:無料(会員,非会員共に)
■テーマ:AIを用いたスピーキングの評価の可能性:コーパス言語学の視点から
■内容: 近年、AIの発展が目覚ましく、英語教育の文脈でもその利用がいろいろと議論されるようになりました。本発表では、高校現場で課題の一つとなっているスピーキングの評価について、AIを用いればどの程度可能かということを考えてみたいと思います。具体的には、テスト理論の基礎を簡単に振り返りつつ、コーパス言語学の視点に立って、AIを用いて書き起こした英文を分析し、数値化することでどの程度学習者の能力を測定できるかについて、例を示しながら議論したいと思います。

特別公演会(PDF)のチラシはこちらです。2023年度言語系学会連合 特別講演会

7月月例研究会について(令和5年度)2023年10月5日

講師:長濱 澄 先生(東北大学大学院情報科学研究科)

参加費:無料(会員、非会員問わず)

テーマ: ラーニングアナリティクスとオンラインコンテンツデザインに関する研究事例

内容:大規模公開オンライン講座(MOOC、ムーク)の普及などにより、近年、誰もが世界最高レベルの授業をインターネット上で受講することが可能になっている。MOOC上では、クリックデータを介して受講者の学習行動を記録しており、大規模な学習データが蓄積されている。それら学習データを対象に、受講率の高い教材のデザイン、ドロップアウトの要因、修了者の特性等を明らかにするラーニングアナリティクスが展開されている。本講演では、ラーニングアナリティクスにおける先行知見を基にしたコース改修とアウトカムの事例や関連する研究を紹介する。

5月月例研究会について(令和5年度)2023年6月7日

日時: 令和5年 5月13日(土)16:00~18:00
オンライン実施
講師:尼寺圭悟 先生(千葉市立おゆみ野南中学校)
参加費:無料(会員、非会員問わず)
テーマ: 学級経営の中核をなす英語の授業〜生きた言葉でコミュニケーションできる生徒の育成を目指して〜

11月月例研究会(令和4年度)2023年2月15日

■日時: 令和4年11月26日(土)16:00~18:00 オンライン実施
■講師:細谷 開世 先生(学習院初等科非常勤講師、千葉大学大学院)
■テーマ: リーディング能力向上を目指すナーサリー・ライムの活用(小学校での実践から)

■今回の月例会では、小学校でのナーサリー・ライム活動について、ご発表いただきました。具体的な活動の様子や評価など、非常に詳細に説明してくださいました。また、活動による変化や生徒さんの感想を知ることもでき、大変有意義でした。

令和4年度 言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会共催2022年10月19日

下記イベントは約130 名にご参加いただき盛会となりました。

日時: 令和4年10月15日(土)16時~18時 オンライン開催
演題: 英語教育の“グッド・アンセスター”であるために
講師: 中島平三 先生(東京都立大学名誉教授、日本英語学会元会長)

今年度の言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会共催で、中島平三先生にご講演頂きました。まず英語教育に関し、過去の英語教育論争を踏まえた上で、真の教育的目的は深い思考力といった社会における新たな問題解決に役立つ内在的知識を育み、人間の本性を陶冶することであるというお話がありました。そして文法の負のイメージを払拭する、内在的知識の醸成を目指すための探求型英語教育の具体例を示して頂きました。今回のご講演はますます実用主義に邁進する現在の英語教育に警鐘を鳴らすもので、教育の弱体化により負の遺産を残さないために、教育の究極的目標や将来に継承すべき教育遺産について改めて考え、新たな理念・目標を設定する必要性に気づくことができました。

言語系学会連合・全国英語教育学会・関東甲信越英語教育学会 共催

日時: 2021年10月2日(土)16時~18時 オンライン開催
演題: 英語教師が知っておきたい、言語学と認知科学
講師: 大津由紀雄先生(関西大学客員教授・慶應義塾大学名誉教授・日本英語学会顧問)

11月月例研究会2019年11月30日

日時: 2019年11月30日(土)  16:00~18:00  
場所: 文教大学付属中学校・高等学校
発表者:大友 美奈 先生(玉川大学チューター・品川区JTE)

内容: 「必修化を前にした小学校英語の現状」

今回の月例会は、大友先生より小学校英語教育の現状についてご発表いただきました。
授業時数やカリキュラム、文科省の新教材の活用、ジョイントストーリーテリングやティームティーチングなどに関し,実際の現場でのご経験を交えながら具体的にお話いただきました。
また、参加者全体でジョイントストーリーテリングを体験したり、ウェブフォームで参加者からの質問にお答えいただいたりとアクティブで対話的な研究会となり、小学校英語に関する理解をより深めることができました。

1月月例研究会2020年1月31日

日時: 2020年1月18日(土)  16:35~18:00  
場所: 文教大学付属中学校・高等学校
講師1:内藤素子先生 (神奈川県藤嶺藤沢高校)
講師2:降旗康善先生、吉田友樹先生 (埼玉県立伊奈学園総合高校)

内容: 「高校における英語教授法」

高校における英語教授法をテーマに、3名の先生方に実践発表をしていただきました。
内藤先生は、様々な高校で教えられた経験を共有して下さり、なぜ英語が苦手になってしまうのか、レベルを考慮した上で、どのように指導するのが良いのか説明して下さいました。
降旗先生、吉田先生は、高校3年生対象に実施された主体的、対話的な授業を紹介してくださいました。
授業案を考える上で考慮したことや全体の授業の流れを説明して下さり、実際の授業映像を見ることもできました。発表の後、グループで話し合いを行い、理解を深めると共に、情報交換をすることができました。